燃え木なので、かなり彫り方が特殊です。私は木工メインじゃないので過去燃え木を彫った経験がほとんどなく、かなり苦労しました。
今回は木工歴が長く、日輪の棍などで燃え木のノウハウがあった方の独壇場になったのではないでしょうか。チート問題などもあって苦労した木工職人の功労者へ運営さんからのプレゼントかもしれません。
燃え木は、まず削りですが、3倍彫りなどでなく、大昇竜彫りなど対象箇所の多い特技で彫っていくのがセオリーです。
そうすれば特技の範囲箇所が毎回燃えてくれる(表面固めした箇所も)ので削り足らないとう状況にはまずなりません。ちなみに燃える数字は4.5.6(等確率)です。
数字のつめ方がかなり特殊で、その他の木工商材とまるで違う調整の仕方になります。
例えば燃え木以外の商材では誤差1以内確定の3.4ですが、燃え木では良い数字ではありません。3はもはやお手上げに近い数値ですし、4も表面固め後燃やすという2度手間処理が必要になり、かつ燃えで6が出れば-2が残ってしまいます。。
狙いやくさび3倍打ちなども、外れた場合は燃えてしまうため、例えばその他商材では、通常彫りで18-24の箇所に狙えますが、燃え木だと18+6で最大乱数で24が出てしまうので20前後以下の数字には使えない選択となってしまいます。(最後の博打狙いであれば当然使います。)
邪術皇の杖、燃え木で数値は
A 236
B 300
C 300
です。
BとCの木目が縦、Aが横になっていますので。私は中盤以降までCを下にした大昇竜で削り、BとCに狙い昇竜をかます手順で作っておりました。狙い昇竜ですが、下が17-26、上が10-15、それプラスそれぞれに燃え効果で4~6が削られますので、燃え効果まで考慮してBとCと調整しておりました。私は上は25程度、下は40程度で狙い昇竜をしていました。
誤差5は燃え木では良い数字で、表面固め⇒燃やし、で処理しておりました。誤差1以内確定です。ただし誤差がもう許されない状況であれば狙いをしていました。
逆に誤差7は悪い数字で逆目カンナからの燃やし等で処理することが多くなります。13や12や11は流星上の逆目⇒燃やしで処理する事が多かったです。
★2以下は死に相場なので、最後の博打狙いは遠慮なく使用できます。
正直、燃え木にイマイチ慣れていない私には、敷居の高い商材でした。慣れれば少しはスピーディーに彫れるんでしょうが、その他種類と燃え木で全く違う考え方になりますので時間がかかってしょうがなかったです。私のような片手間木工職人の方は他の商材をサクサク彫った方がいいかもしれません。