おーい、冬眠中の木工職人さん起きてください。木工職人が輝く時期が近付いてきましたよ。今日は木工職人の紹介です。木工は裁縫よりの職人ですが、厳密にいうと裁縫が木工よりの職人です。
というのも裁縫より木工のほうが、より細かく数字を刻んでいけるため、大成功率は鍛冶⇒裁縫⇒木工の順で高くなっていきます。鍛冶職人をバリカン、裁縫職人をヒゲそり機とした場合、木工職人は鼻毛カッターぐらい細かく刻めます。
誤差1以内が確定できる数値に関しても、特殊な燃え木以外であれば、3、4、6、7、13、16、20、24とこれだけの数字があります。
もう1つ木工職人の大きな特徴として、細かい調整として運用する、カンナ等の特技が、そのほかの箇所も削ってしまうというものがあります。
これは裁縫と大きく違う点で、調整と削りを同時に行える、言い方を変えると半ば強制的に調整と削りを同時に行わされる事になり、利点にも欠点にもなります。
木工の彫り方というのは、その特徴に影響され、1つの箇所を調整していく過程で、その他の箇所も彫り調整を広げ、全体を目的の誤差に着地させる流れになっています。
例えば、
A | 150 |
B | 75 |
C | 150 |
仮にこういった数値の両手杖があるとします。もしこれが裁縫ならば序盤は大滝縫いで削り、誤差8なり誤差4なりが残った段階で、その箇所は単独の縫いで処理することになります。
木工の場合、誤差3.4.5.6.9などは、その他の箇所も巻き込む形で彫る特技で処理する事が多いので、目的の箇所以外も強制的に削られます。(誤差8は単独で彫ったほうがいいですし、表面固めで彫るのを回避するなど例外は勿論あります。)
更にこれに木目が縦と横(通称、順目と逆目)と2種類あります。(簡単にいうと横の木目は彫る数値が半分になります。)
これらを意識しながら、大成功に向けて展開していくわけですが、木工職人は各数値に対する最善手というのが裁縫よりも数多く存在します。次回はそれを紹介したいと思います。
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